1月12〜14日

毎年この時期恒例バスボートの各部をチェックする作業を行ってきました
通称「パーフェクトチェック」と呼ばれる人間ドックの様なモンです

パーフェクトチェックと言えばヴァイタルスピリット社!
 
ホント毎年毎年のこの時期の恒例行事をサポートしていただいております


今回はこのパーフェクトチェックと同時に206に新兵器を付けてきました
ボブスマシーンさんの油圧ジャックプレートを装着しました
この油圧ジャックは走行中にエンジンのハイト(要は高さね)を調整できて
その日のコンディションに合わせて適切なハイトに設定できる優れものです

当初にこの206にはスライドマスター社の10インチが純正で装着されてましたが
VERADOということで3インチにしたのですが・・・
こんなアクシデントが・・・



マジでこのときはビビリましたよ
反対もここまで酷くは無いですがクラック入ってました・・・

このアクシデントで再度純正の10インチに戻しました
すると乗り心地がスンゴク良くなったんですわ・・・
3インチと10インチということで長くなった分だけエンジンが船体から後方に
移動したことになりますがとにかく乗り心地がマイルドになりました

ということで今回はジャックを何インチにするか?ということで悩んだんですが
思い切って12インチという最長モデルにしてみました

まずは今付いているエンジンを外しましてボルトを見てみましたら・・・
 
こんな感じで曲がってはりました・・・(汗)
トランサムの面圧逃がしようのプレートも取り付け面を綺麗にしまして
いざ油圧ジャックプレートの箱を開封しご対面

 
なぜ12インチをチョイスしたかというとこのボブスさんのロゴが入ったプレートなどの補強が
12インチと10インチで本数が違うんです・・・12インチは合計3本入ってます
ということと3インチ→10インチで乗り心地がスンゴクマイルドになったこともあり
さらに2インチ延長したら乗り心地が良くなるんちゃうの?という思惑がありあり

 
こんな感じで船体には装着すぐに出来たんですが問題は油圧ジャックの駆動用ポンプです
右の写真の様な感じなんですが固定方法がなかなか見つけられずに結局写真の
ヴァイタルスピリット製の特注ステーを製作することになりました

 
コックピットはプロトリムをW仕様に変更しまして油圧ジャックの高さ位置を表示する
トリムゲージを埋め込みまして完了!



油圧ジャックのポンプを納めるとこんな感じでしたがワンオフ製作のステーのお陰で
すこぶるピッタリと収まりました
各部の配線をしながら増し締めなどを実施しましてすべて接続完了しまして試運転を・・・


ういーーーーんっ!という音と共にエンジンが上下してくれました

 
この油圧ジャックは上下が非常に速いですね
上下に掛かる時間は約7秒ぐらいで駆動してくれております

そしてその後はパーフェクトチェックのメニューに沿って点検整備を行いました
エンジンのシリンダー内部をファイバースコープで目視チェックや
エンジンオイル/フィルタなどを全交換


ドライブも取り外して冷却水用のインペラも交換

ざくっとこんな感じで3日間いろいろと他にも作業がてんこ盛りでした
 
フットアクセル操作時にカーペットが擦れてすこしNG状態に成りつつあるので
足置きプレートを製作したりマリーナ内でトラクターで揚降する際に慣性ブレーキを
効かなくするために小物アイテムなどいろいろ自作させていただきました

年に一度のパーフェクトチェックではいろいろ判ることもたくさん有ります
例:クラックが進んでいる
  ビスが馬鹿に成っておりこのままでは不具合範囲が広がる

ですので湖上でトラブルとせっかくの休日が台無しですし故障ではなく
漂流ということが実際に起こりえるので・・・

ヴァイタルスピリット社の皆様>
今回も3日間大変お世話になりました&お邪魔しました&助かりました
引き続きよろしくお願いしますm(_ _)m

ヴァイタルスピリット社のホームページはこちら

油圧ジャックのボブスマシーンJAPANはこちら


ちなみに夕方少しだけ試乗にいきました
結構北からのウネリがありましたが・・・
あれだけ変わるとは・・・正直驚きです
かなりイケテますわ マジで次回が楽しみでっせ